2013/04/23

わをん2013-春-ありがとうございました!(タイラ)












少し時間が経ってしまいましたが、
改めてわをん2013-春-ありがとうございました。

横田ファームという素晴らしい場所で、
信頼している音響、照明スタッフと試行錯誤して、
大好きな出演者の皆様に協力頂き、
そこに集まってくれたタフでポジティブなお客さん。

今回のわをんも前回にも増して出演者、スタッフ、お客さん含めて「みんなで一緒に創った」という気持ちがすごくあります。
沢山のPartyを主催してきたんですが、ここまで強いこの気持ちはわをん独特のものなのです。
天気はあいにくの雨模様ですが、それを補って余りあるポジティブなパワーが充満していたような。

今回、事前に横田ファームさんのお手伝いさせてもらったって気付いたのは、
農業ってとってもクリエイティブだし、カッコいいって事。
こだわりがあって、向上心があって、プライドがあって、未来を見てる。
そこには自分の周りの尊敬するバンドマンやDJと共通するものもすごく感じたのです。
やっている事やアウトプットは勿論違うんだけど、根っこは一緒。

そして今回のわをんを通して思った事なんですが・・・。

例えば。
演者とお客さん。
ミュージシャンと農家。
表方と裏方。
結局みんな同じなんじゃないかと思うのです。
どの役割が欠けても成立しない。
カッコいいもんはカッコいいんです。
それぞれの役割があって、それぞれを尊重しながらやるのがやっぱり楽しいし、本当なんじゃないかなって。
これって自分で勝手にわをんのテーマソングにしてるシェフの「適当な闇」の歌詞の世界観にも通じるものなのかも。

前日黙々と膨大な準備をして、当日もニコニコ対応をしてくれる横田ファームの皆さん。
自分達をより良く見せるために頭を悩ませてくれる音響・照明スタッフ。
ステージで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるバンド、DJ。
受付、ドリンク、バスの案内、駐車場の整理、タイムテーブル創り、カメラ、クイックレポート、Tシャツ創り・・・楽しみながらやってくれるスタッフ。
寒い中タフに楽しんでくれるお客さん。
身近で支えてくれたthe chef cooks me&FREE THROWのメンバー。
そしてもちろん一緒に主催してくれたシモリョーくん。
みんなカッコ良かった~!
こんな人たちと一緒にやれる自分ってすごくラッキーだなって思いましたよ、ホント。
みんなに本当に大感謝です!
俺、ラッキー!笑

あと、わをんが終わって、やっぱり周りの人に優しくしなきゃなってのと、
モノを大切にしなければなって気持ちが自分の中に強く残ってます。
DJブースで脇に落ちていた空き缶を拾ってくれたお客さんの姿を見た時、本当に嬉しかった。
自分もそういう人間でなきゃいけない。
あと、やっぱり横田ファームの皆さん見たらご飯残せなくなっちゃいました笑

イメージすることと、それに向かって実行する事。
自分も強くて優しい人になれるように。

細かい課題ちゃんとクリアして、またいつか次回わをんの開催が出来たらなと思っております。
その時を是非楽しみに待っていただけたら嬉しいですし、
自分も含めて今回のわをんで感じた事とかをそれぞれ咀嚼して、
またカッコ良くなって良い一日創れたら嬉しいなぁ。

「わをん」の「わ」は
集う人と人、人と場所との「輪(わ)」。
一つの体験をそれぞれの日常に循環する「環(わ)」。
異なる価値観の人たちとの「話(わ)」。
ゆっくりとした時間の流れの中で心を和ませる「和(わ)」。

そして繋ぎ合せる1つのきっかけとしての「音(おん)」。

なんか、思い描いたものにまた少し近づけたような気がして嬉しい。
また横田ファームで、みんなで、最高の一日を創りましょう。

最後に・・・
関わってくれた皆さんに心からの感謝。
本当にありがとうございました!

タイラダイスケ

2013/04/21

【わをん2013春クイックレポート】the chef cooks me



すっかり辺りは暗くなり、いよいよわをんもフィナーレへ。ヘッドライナーを飾るのは、もちろん! わをんのオーガナイザーの一人でもあるシモリョーが在籍するthe chef cooks me。まずは、シモリョーがセンターに立って、指揮をする。ホーン、女性コーラス、ピアノが加わった10人編成は、目にも耳にも、the chef cooks meオーケストラと呼びたくなるような華やかさだ。それからシモリョーが鈴を鳴らし、『Golden Target』がスタート。これだけの演奏陣を従えているが、シモリョーの歌声も負けないくらい力強くなっている。さらに、ハンドマイク片手に動き、オーディエンスをぐいぐい引っ張っていたところにも、意識の高まりを感じた。それに応えるように、続く新曲では、温かなハンドクラップがステージを包み込んでいく。
三曲目(これまた新曲!)を終えるとシモリョーは、「最近考え込んでいて。このイベントは何処に行き着くのか?って。でも、さっきの曲もそうですけど、なるようになるか!って。そういう気持ちいい人のムードやバンドの音を、今日はもらえました」と、感慨深そうな表情を浮かべた。照明さんに真っ暗にしてもらってはじめたところに思いの深さを感じた『適当な闇』、シモリョーが絶唱と言うに相応しい熱演を見せた『Song of sick』と、終わりを惜しむように鳴らすバンド、踊るオーディエンス。そしてシモリョーの「またやりたいと思います。ぜひ、協力して下さい」という言葉を残して、バンドはステージを降りた。
すぐさま、沸き上がるアンコール。そして、シンガロングから『ハローアンセム』へ。シモリョーがメンバー紹介の最後に「みなさん」と付け加えていたけれど、まさにみんなが主役のようなライヴだった。
心地いい余韻と頑なな意思が、次のわをんへと繋がっているはず。ぜひ、またここで会いましょう!(高橋美穂)


【setlist】
1. Golden Target
2. 新曲1
3. 新曲2
4. Pascal & Electus
5. 適当な闇
6. Song of sick
en.ハローアンセム

 
 

【わをん2013春クイックレポート】タイラダイスケ


このわをんのオーガナイザーでもある、FREE THROWタイラダイスケがビニールDJハウスのトリを飾った。経験豊かなDJだけあって、場の構築はお手の物。中盤、オーディエンスが飛ばしたシャボン玉が舞い散る中、軽妙な「今夜はブギーバック」が鳴り響き、フロアの心はひとつに。農場のビニールハウスに音の華が咲き乱れていた。いよいよ、わをんもフィナーレへ!(ヤコウリュウジ)

【わをん2013春クイックレポート】Keishi Tanaka 

 
今年1月に1stフルアルバム『Fill』をリリースし、4月からは"ROOMS"という自主企画を展開する等、決まり切ったカテゴライズを飛び越えて、オールマイティで多面的な活動を繰り広げるKeishi Tanaka。だんだんと陽が落ちてきた中、彼がひと際まばゆい光を放っていく。
颯爽と姿を現し、まずはいちばんシンプルなアコギ1本と声という弾き語りスタイル。スタートダッシュから、天井を突き破りそうなほど伸びやかな声が響き渡り、軽やかなメロディーも相まって、オーディエンスは拍手喝采。かと思えば、愁いを帯びたメロディーを何度も反芻したくなる曲を披露したりと、懐の深さを見せつけてくれる。
そして、「僕は嫌いな野菜がひとつもなくて。食べ物は全部うまいと思ってて、バカっぽいけど(笑)。素晴らしいですね、オンガクとノウジョウ」というわをんらしい言葉の後、「いろんなセットでやってて、薄々感じてる人はいないと思うんですけど(笑)、ここからバンドセットになろうと思ってるんですよ」との呼びかけで、なんとthe chef cooks meがステージに登場!
シンプルな弾き語りスタイルから一転、Keishi Tanaka meets the chef cooks meとしてピン・ヴォーカルスタイルになり、芳醇でカラフルなサウンドを披露。体全体で歌い、フロアへ投げかける。いや、躍動感が凄まじい。フロアを軽々と持っていくエネルギッシュさ。再びギターを携えてからも、貫禄すら漂う佇まい。観れば一瞬で、新機軸なスタンスで活動していることが理解できるだろう。フロアにいくつもの渦を矢継ぎ早に巻き起こしていく。お見事!(ヤコウリュウジ)


【わをん2013春クイックレポート】LUVRAW&BTB



横浜のアーバン&メロウ集団、PAN PACIFIC PLAYA、トークボックスユニットのLUVRAWBTB。「横田ファームのネギを料理するなら、バターソテーがオススメ」なんていう小ネタも挟みつつ(笑)、ヒューヒューボーイがテンション高く盛り上げる中、繰り出されるメロウなナンバーの数々。オーディエンスも、気持ちよさそうに身を委ねている。新曲も挟みながら、育てられている野菜も甘くなりそうなくらい(!?)、濃厚にビニールハウスを踊らせた。ラストは『SUNSET』。まさに、雨が晴れた夕暮れにピッタリな、切なく色っぽい時間だった。(高橋美穂)

 

【わをん2013春クイックレポート】ホリエアツシ(DJ)(STRAIGHTENER/ent) 

 


先ほど、わをんファームにて、素晴らしい弾き語りを披露してくれたホリエアツシがDJとして登場。やはりと言うべきか、彼の音楽的素養が気になるのだろう。準備中から、DJブース前は人だかり! わをんの雰囲気がそうさせたのか、まずは場を馴染ませてから、リズムのくっきりしたサウンドでフロアを湧かしていく。空気の読み方がひと味もふた味も違った。(ヤコウリュウジ)

【わをん2013春クイックレポート】FRONTIER BACKYARD




夕刻に近付いてきたけれど、ネクスト・アクト、FRONTIER BACKYARDがグッと気温を上げてくれるはず! さきほどKONCOSでも熱演を見せてくれたTA-1CHABEと共に、FBY3人がステージに現れると、一曲目の『POP OF D.』へ。TGMXが「めちゃめちゃ踊ったら寒くなくなるよ!」と言うと、オーディエンスも後ろの方まで踊りだし、農場にダンスフロアが広がっていく。『Parties and our music Echoes』で温かな歌心を届ければ、『missing piece』でハンドクラップが起こる。バンドとオーディエンスの、見事なキャッチボールだ。TGMXは「横田ファーム、シモリョー、the chef cooks me、タイラくん、野菜の神様ありがとう!」と言っていたけれど、まさに野菜の神様がほほ笑んだかのような、幸せな空間を生み出していった。

「いろんなフェスがあるけど、(わをんは)テーマがはっきりしていて」と、様々な舞台を踏んでいる彼ららしくわをんを湛えた後は、終盤に向かってさらに熱く盛り上がっていくだけ! TGMXは再び「寒い人いる!? めちゃめちゃ動くしかないでしょ!」と言い、「まだ甘いでしょ!?」と、自らめちゃめちゃ動いてみせる。彼らのエンタテインメント精神と、同じ気温や場所を共有しているならではのテンションが溶け合って、何だか笑顔が止まらない! 『hope』では、真夏ばりにタオルがぐるんぐるん舞い、TGMXはその中に飛び込んで、オーディエンスと一緒に踊りまくる。ラストは『Wonderful World』。パーティ魔術師の力を魅せ付けた、圧倒的なライヴだった!(高橋美穂)

【わをん2013春クイックレポート】Chris Van Cornell


いよいよ、終盤に近づいてきたところ。ビニールDJハウスには、初めての作品となる1st EP『hand in hand』を発表したばかりのChris Van Cornellが姿を現した。スタート前から多くのオーディエンスが詰めかけていたが、そんな状況でも、決して焦らず、穏やかに音を紡ぐ彼ら。そのナチュラルな姿勢がバンドの良さだろう。基本のパートはあれど、自由自在に楽器を持ち替え、その曲がいちばん活きる形を追求していく。方向性を模索する中、2年もの間、アレンジを追求した「She said」で幕を開け、5人が織り成す声のアプローチが素晴らしく響く「tatata」へと繋ぐ。その後も、温かみと情緒に溢れた曲を奏で続け、自ずからそのままスッと吸い寄せられてしまった。的確なリズム、幾重にも織り成す数々の楽器。はっきり言って、まだまだ興味が尽きない。(ヤコウリュウジ)



【わをん2013春クイックレポート】神啓文



ビニールDJハウスのネクスト・アクトは、FREE THROWの一員である神啓文。岩崎愛からの流れを引き継ぐように、サニーデイ・サービスの『胸いっぱい』など、日本語詞のナンバーでフロアを温めると、その後は真っ昼間のビニールハウスを深夜のクラブのような雰囲気に変えていく。お酒を片手に踊る人の姿が数多く見られたのも、納得!(高橋美穂)

【わをん2013春クイックレポート】LITE


激情的かつ鋭敏なインストゥルメンタル・ロックで異彩を放ち続けるLITEが登場。「LITEです」とシンプルな武田のひと言から始まった瞬間、ごく自然に産み落とされるうねりとグルーヴ。「Ef」の序盤、少しばかり言葉を発することをためらってしまった感覚は一体なんであろうか。嫌な気持ちなど1ミリもない。むしろ、喜ばしさがあるほど。なるほど、これは魔力だ。そうとしか考えられない感情に縛られてしまったのだ。
楠本が操るシンセから魅惑的な世界観を増幅させ、そこに切り刻まれていく各楽器のフレーズが持つコクがたまらない「Image Game」。立体的な音像に心地よく翻弄されてしまうフロア。LITEへ対する想いの純度がどんどんと高まっていく。
「温かいフェスなのに、攻撃的な曲でスイマセン(笑)。心は前を向いてるんで」と自らを謙遜するMCがあったが、その言葉に頷くオーディエンスはいなかったんじゃないだろうか。何故ならば、LITEが持つ攻撃的な部分には得も言われぬ温かさが同居しているからだ。その証拠に、いくら激しいフレーズが巻き起ころうとも、みんながみんな笑顔のまま。その音に酔いしれることを心の底から楽しんでいる。
サウンドは更なる高みへと駆け上がり、クライマックスは最後に放たれた「100 Million Rainbows」。カオティックな中にハイセンスなポップさが散りばめられている様は美しかった。今月17日にスペシャル編成で敢行されたワンマンの模様を完全収録したLIVE DVD『APPROACHES II』をリリースし、6月5日には2年ぶり4枚目となるフルアルバム『Installation』も待ちかまえている彼ら。圧倒的存在感と高次元な構築能力。もちろん、目が離せない。(ヤコウリュウジ)

【setlist】
1. EF
2. Image game
3. Bond
4. Pirates and Parakeets
5. Infinite mirror
6. 100 Million Rainbows












【わをん2013春クイックレポート】岩崎愛

 
わをんには貴重な女性出演者となる岩崎愛。ビニールDJハウスに、びっしり集まったオーディエンスの前で、一人きりで、アコギ片手に、堂々と伸びやかな美声を響かせていく。敬愛する星野源の『くだらないの中に』のカヴァーも素晴らしい。さらに、去年リリースした『東京LIFE』では、自然とハンドクラップが起こり、岩崎も「ありがとう」と笑顔を見せていた。ラストは、「歌って~、みんなで! このへん(前の方)来ていいんやで?」と呼びかけてから、『ALL RIGHT』。ビニールハウスにシンガロングが響くというのも、このイベントならではの光景だ。締めに「わを~ん!」と吠えていたのも(!?)、愛らしかった。包容力のある歌声とキャラクターに、その場にいた誰もが、魅了されずにはいられなかったはず!(高橋美穂)


【setlist】
1.darling darling
2.花束
3.くだらないの中に(星野源カバー)
4.東京LIFE
5.ALL RIGHT

 

【わをん2013春クイックレポート】ホリエアツシ(STRAIGHTENER/ent)



イベントも中盤に差し掛かってきた。いよいよ、ストレイテナーのホリエアツシが現れるとあって、サウンドチェックの段階から熱い視線がステージに送られている。アコギを抱えたホリエが「よろしくお願いします」と挨拶してから歌い出したのは、LOW IQ 01の『Rules』。続いては、Radioheadの『High & Dry』。レディヘの楽曲とホリエの声の相性が、素晴らしく良い! オーディエンスも、弾き語りでしか聴けないカヴァーの数々、そしてアコギと歌だけ際立った彼の繊細な表現に聴き惚れている。さらに、「千葉県出身の友達の曲を歌います」と言って披露したのは、ELLEGARDENの『金星』! この選曲に、やはりホリエとELLEGARDENは深く結ばれているんだな、と実感したのは、私だけだろうか? 

「いや、凄くいいですね、わをん! でも、欲を言えば天気がね……でも、僕が知る限りの雨男が集まっているので、しょうがないのかな()」と言いながら(誰か知りたい! 笑)、ハナレグミの『光と影』をしっとりと歌う。「自分が好きな曲を歌って、気持ちよくなりたい。それだけです」なんて言って笑っていたけれど、見事にカヴァーばかりを畳み掛けたホリエ。武道館を満員にするバンドのフロントマンでありながら、変わらぬ音楽への愛情とフットワークの軽さを見せてくれた。そして、最後はしっかりストレイテナーの『羊の群れは丘を登る』を届けて、ステージを降りた。(高橋美穂)

【setlist】
1. Rules (LOW IQ01)
2. High & Dry (Radiohead)
3.The Britest (Corpland)
4. 金星 (ELLEGARDEN)
5. 光と影 (ハナレグミ)
6. Zoe (ent)
7. 羊の群れは丘を登る (STRAIGHTENER)



【わをん2013春クイックレポート】西村道男

 COUNT DOWN JAPANといったフェスでもお馴染み、西村道男。フロアに足を踏み入れてみると、鳴り響くはゴキゲンなダンスナンバー! 歓声と共に踊る人、人、人。もはや、ビニールハウスはダンサーに埋め尽くされんばかりの状態。この勢いで「Little Bicth」は反則気味でしょう。熱気が雨を止ませたのかと思ってしまうほどの盛り上がり。わをんもそろそろ中盤。いい空気が生まれてます。(ヤコウリュウジ)

【わをん2013春クイックレポート】Panorama Steel Orchestra 


セッティング段階からワクワク感が止まらなかったのが、日本を代表するスティールパン奏者である原田芳宏が率いるプロ・アマ混合のスティールパン・オーケストラ、本日は18人編成のPanorama Steel Orchestra。ステージ上、所狭しと並べられたスティールパンは見た目だけでも圧巻。おそらく初めて目にしているであろう、小さな子供がステージへ釘付けになってる姿になんだかこちらも嬉しくなる。
口火を切った「ゴッタ・ニンゲン」が始まっても、その雰囲気は当然変わらず。ラテンとポップスの融合具合がちょうど良く、みんなが童心に返るような、知らず知らずのうちに上機嫌になるサウンドが広がっていく。心を委ねたくなる優しさと晴れやかな音の鳴りと調べが絶妙に混じり合っており、思わず顔がにやけてしまうほど。
中盤に放たれた、タイトル通りのお祭り感満載な「Carnival is it」はホントに秀逸。アップテンポに煽られて踊りまくり、ふとステージに目を向ければ、笑顔で音を感じながらスティールパンを奏でるメンバーがいるわけで、フロアから湧き出る楽しさがどんどん加速していくのがビンビンと伝わってくる。
また、そこから一転、穏やかに浸透していくような「島風」の美しさたるや、唸ってしまった人も多かったのではないだろうか。この空気感をガラッと入れ替える展開力。様々な会場でライヴを行い、多種多様なオーディエンスを前にしている経験値の表れだろう。
締め括りは、稀代の名曲と言って差し支えない、The Jackson 5のカバー「I Want You Back」。魅了されっぱなしのフロアからは自然発生的にハンズクラップの嵐。呼応するように、おそらくテンションがアガりきったのか、ステージからはなぜか歌声も聴こえてくるほど(笑)。家に帰ってから、誰かに伝えたくなってしまうお祭りは大盛況のうちに幕を閉じた。(ヤコウリュウジ)

【setlist】
1.ゴッタ・ニンゲン
2.We are the One
3.Carnival is it
4.島風
5.I want you back
 
 

【わをん2013春クイックレポート】弦先誠人





さきほどFREE THROWとしてビニールDJハウスを盛り上げた弦先誠人が登場。Earth,Wind&Fireの『SEPTEMBER』やandymoriの『クラブナイト』など、クラブ愛に溢れた選曲に、ゆらゆらと踊る人が続出。やっぱり特に沸き上がったシェフの『WEEKEND MAGIC』では、大人も子供もハンドクラップ!(高橋美穂)

【わをん2013春クイックレポート】関山雄太


続いて、ビニールDJハウスを湧かせるのは関山雄太。牧歌的なナンバーで雰囲気作りをしながら、ハウスへ足を運んだオーディエンスへ語りかけるようなプレイ。飲み物片手に食べ物片手に、ゆっくりと自分のペースで楽しませてくれる。DJブース越しに見えた、イチゴ狩りを楽しむ人が思わず踊り出した様子はクライマックスのひとつだろう。 (ヤコウリュウジ)

【わをん2013春クイックレポート】Kazuhide Takamoto(COMEBACK MY DAUGHTERS)


続いてはCOMEBACK MY DAUGHTERSKazuhide Takamoto。カムバックのメジャー移籍第一弾アルバムのレコーディングをアメリカで終え、帰国したばかりのタイミングだ。ふらりとステージへ現れ、アコギを手にすると、オーディエンスがぞくぞくと集まってくる。そのテンションに「そのままでいいですよ、そのままのスタイルでお楽しみください」と言い、穏やかに歌いだす。フラットな空気と、柔らかな美声が、とても心地いい。冷えた体も、ほわっと温かくなる。さらに、「今回一人でできる曲が殆どなくて。でも、ノリで一曲やってみようかと」と、何とニューアルバムの中から新曲をいち早く披露! しかも日本語詞!! しかし、歌詞を忘れ、途中からやり直す。それでも忘れてしまったのか、今度は♪ラララ~で歌うと、オーディエンスが熱いハンドクラップで後押し。見事に、アクシデントを一体感に変えてみせた。また、本人も「(カムバックが)1stの頃から元祖ファーム系と言われてきて()5枚目のアルバムのタイミングで、やっとファームでライヴをやることができました。牧場じゃないけど()」と言っていたけれど、確かに彼の歌声と会場は、すこぶる馴染んでいた。最後は、「重大なことを思い出してしまって。さっき新曲で、カポの位置を間違ってしまいました!」と告白。そして、正式なカポの位置で()、再び新曲を演奏し、温かな余韻を残して締め括った。(高橋美穂)


【setlist】
1.Vice&Viice
2.Shining
3.Please,Please,Please(4カポバージョン)
4.You And Only You
5.Bored Rigid
6.Please,Please,Please(正規7カポバージョン)

 

【わをん2013春クイックレポート】KONCOS


 
「ノウギョウ、オンガク、わをん」というかけ声から始まった、わをんファームのトップバッターKONCOS。昨年10月に1stアルバム『ピアノフォルテ』を発表しており、KONCOSとしての活動歴はそこまで深くないが、織り成すメンバーは古川太一、佐藤寛、ゲストとして参加しているチャーベという歴戦の手練れたち。そのクオリティはさすが。序盤からオーディエンスの心を絶妙に揺さぶっていく。ドリーミーなメロディーが優しく包み込み、会場に辿り着くまでに冷え切ったオーディエンスの体と心を温めていく。
また、MCでは「小学校でライヴをやって、いちばん盛り上がったのは嫌いな食べ物の話で。トマトな嫌いなメンバーがいて。でも、今日はトマトがたくさん売ってる中で演奏するっていう(笑)」ようなウィットに富んだ話で会場の雰囲気を和ませつつ、しっかりと卓越した演奏でライヴを展開していくのも素晴らしい。妙に気取ったところなく、KONCOSを知ってる人も知らない人も、フラットな姿勢で楽しめるステージ。そのテンションの緩ませ方・張り方は、47都道府県ツアーを経験してきたからこそだろう。
ラストは、「ムスカリンリン」。ある種の童謡にも通ずるような柔和で幻想的なメロディーラインが、スッと会場へと溶け込んでいく。それは、自由に体を揺らす光景が会場のあちらこちらで見受けられるほど。見事にフロアを弾ませたKONCOS。幕開けになんともふさわしいライヴだった。(ヤコウリュウジ)


【setlist】
1.まぼろしフェアリー
2.六花のラプソディー
3.ならせ!タンバリン
4.シシリアンルージュにあこがれて
5.銀河鉄道がトンネルを抜けるpt.1
6.銀河鉄道がトンネルを抜けるpt.2
7.旅するななつぼし
8.ムスカリンリン



【わをん2013春クイックレポート】FREE THROW

 


いよいよ春のわをんが幕開け。雨が降っていますが、ステージは屋内なので大丈夫(ただし、寒さ対策は万全に!)。トップを飾るのは弦先誠人、神啓文、そしてわをんのオーガナイザーの一人でもあるタイラダイスケの3人から成るFREE THROW。ビニールハウスらしく、イチゴの甘い匂いがたちこめる中で、ゆるやかにパーティがスタート!(高橋美穂)

2013/04/20

いよいよ明日!諸々注意事項!(タイラ)

いよいよ明日はわをん春!
会場は着々と設営中です。

天気は崩れてしまいそうですが、
基本室内でのフェスなのでご安心を。
寒さ対策だけしっかりしてきた方が良いと思います!
今横田ファームですが、とっても寒い!
防寒出来て、動きやすくて、汚れても大丈夫な格好で来てくださいね。

twitterでお問い合わせありましたが、
my箸、my食器などのもちこみ大歓迎です!
少しでもゴミが減った方が良いですもんね。

ソフトドリンク、アルコールは会場内で販売しています。
FOODブースとDJブースで販売予定です。
お酒類の持ち込みはNGとなっておりますのでご了承ください。

9:00~11:00で運行予定の鎌取駅から会場までのシャトルバスですが、
北口から発車します。
イベントスタッフいますのでお気軽にお声掛けください!
もちろん無料です!
終演後も会場から鎌取駅のバスありますので、電車で来てくださる皆様ご安心を

わをんグッツも色々販売されます!

わをん×Xion Tokyo Tee!
全て手刷りです!
¥2500!
 


わをんフェルトバッチ!
こちらもすべて手作り!

どちらも数に限りがありますのでお早めに!

当日券も出せる予定(10時~受付にて販売します!)ですので、悩んでいる方もお待ちしております!

では明日横田ファームで!




2013/04/18

横田ファームにお手伝いに行ってきました!その2(タイラ)

お手伝いの合間をぬって、改めて場内を案内してもらいました。
まず皆さん気になっているであろうイチゴ狩り。
 
 
見て下さい!本当に美味しそう!
スーパーなどに卸されているイチゴは店頭で赤くなるように少し早熟で摘み取られるらしい。
ですがやはり完熟までちゃんと栄養を吸った状態が本当は一番良いのだとか。
完熟までちゃんと育ったイチゴは甘さが違います。
 
 
こちらわをん当日に横田ファームさんで提供頂くパック。
なんと左の大パックが¥500、右の小パックが¥300で入る限りイチゴ摘み放題!
(常識の範囲でね笑、って言ってました!)
勿論お持ち帰りも大丈夫です。
ただやっぱり摘みたてが一番甘いので是非味わってもらいたい!
また近くのビニールハウスでは30分食べ放題のイチゴ狩りもあります!
当日の天候によってその日食べられるイチゴの数に変動がありますのでご了承ください。



 
こちら男の子の夢の乗り物トラクター。
当日こちらのトラクターで園内をご案内するトラクタークルーズもあります。
人数制限有の予約制ですのでお早目の受付を!
 
 
続いてハウス内の農業体験のご案内。
こちらはまだ何も植えつけられていない畑。
当日はこちらに皆さんにトウモロコシの受付を体験頂こうかと思っています。
定点カメラを付けて、皆さんの作付けしたトウモロコシがどのように育っていくか観察日記をつけていく予定!
 
 
 



 

 
見るからに美味しそうなレタスにそら豆。
こちらの収穫体験もあります!
なんとこちらでは取り立てのお野菜でサラダを作って食べられます!
味の違い体感してください!
こちらも予約制です!
 
今回お手伝いをして、改めて横田ファームの皆さんのお話を聞いて感じた事、たくさんあります。
 
いつも自分達が口にする食べ物を作る「大変さ」。
それを作る人たちの「情熱」。
 
自分は少ししかお手伝いできていませんが、
やっぱり作ったシンコ餅は美味しいと思うし、
それが残されたり捨てられたりしたら単純に悲しい。
だって一生懸命時間と労力をかけて作ったんですもん。
 
作った人と、その過程を見たらやっぱり愛着が湧きます。
それって実際に見なくてもイメージが出来たら全然違う。
 
横田ファームの皆さんに野菜や果物のお話をお伺いすると、ホント止まらないんです。
考えて工夫して手間暇かけて。
すごい熱量で農業をやっているのがひしひしと伝わってきました。
実際にその現場も見せて頂きました。
単純にそれってカッコいい。
 
農業って本当に多角的なテーマがあると思うんです。
でもまずシンプルにこんなに頑張って本当に美味しい野菜や果物を作ってる横田ファームの皆さんがいる事を知ってもらいたいなって思いました。
そして「美味しい」って感動を共有したい。
難しい事は色々ありますが、まずはそれがとっても大事な事なのかなって思います。
横田ファームの皆さんの様な人たちがいるって知ったら、俺はもうご飯残したり出来ないなぁ~。
大事なのはイメージなのかも。
 
良い食べ物を作る人。
良い音楽を作る人。
ここにも共通点があると思いました。
どっちも同じくクリエイティブだし、作るものが違うだけでそこに差はないなって。
だからこそ、わをんってやっぱりやる意味がある。
 
わをんに集まってくれるミュージシャン、DJ、農家。
みんな等しく尊敬する人たちです。
本当に心からみんなに紹介したい!
是非わをんお待ちしております!
 
 
 
 
 
 
 
 


横田ファームにお手伝いに行ってきました!その1(タイラ)

昨日、横田ファームに作業のお手伝いに行ってきました。

前回は不慣れな部分もあり、開催をする、という事でいっぱいいっぱいだったのですが、
やはり2回目は前回よりも一歩見識を深めてわをんを開催したいと思ったのです。
シモリョー君も来たがっていたのですが、あいにくレコーディング期間。
次回は二人で行きましょう!



















鎌取駅も久しぶり。
当日は北口から9:00~11:00でシャトルバスが出ます!

 
横田ファーム到着。
タクシーでも10分くらい。1500円弱で到着。
 
今日の作業のメインはシンコ餅作り。
シンコ餅とは餅米ではなく、ふつうのお米から作るお餅。
昔は保存食として古米を使って作っていたそうです。
ですが、今回は豪華に新米を使っております!
もちろんわをん当日に皆さんに召し上がっていただきます!
 
さて、シンコ餅の作り方のご説明。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
米を練る機械にどんどんお米を入れていきます。



 
するとこのように棒状に練られたシンコ餅が!
くっつかないように水にすぐつけます。

 
それを一定の長さに切って乾燥。

 
乾燥したものを一口大に切っていって・・・

 
完成!(写真に指入っちゃった・・・)
 
なんとお米2俵分という途方もない量のお餅をを作ったので作業はめちゃくちゃ大変!
日頃運動不足の自分は身体がバキバキでした笑
 
お昼に少しシンコ餅ご馳走になったのですが、
餅米のお餅とはやはり香りも歯触りも少し違う感じで、
とっても美味しい!
当日はきな粉やしょうゆはもちろん、豚汁に入れたり、特性野菜ソースでお出しする予定!
 
横田ファームの皆さんが手間暇かけて、気持ちを込めて作ってくれたシンコ餅、
わをん当日は是非美味しく食べて下さいね!
 
続きます!