セッティング段階からワクワク感が止まらなかったのが、
日本を代表するスティールパン奏者である原田芳宏が率いるプロ・
アマ混合のスティールパン・オーケストラ、
本日は18人編成のPanorama Steel Orchestra。ステージ上、
所狭しと並べられたスティールパンは見た目だけでも圧巻。
おそらく初めて目にしているであろう、
小さな子供がステージへ釘付けになってる姿になんだかこちらも嬉
しくなる。
口火を切った「ゴッタ・ニンゲン」が始まっても、
その雰囲気は当然変わらず。
ラテンとポップスの融合具合がちょうど良く、
みんなが童心に返るような、
知らず知らずのうちに上機嫌になるサウンドが広がっていく。
心を委ねたくなる優しさと晴れやかな音の鳴りと調べが絶妙に混じ
り合っており、思わず顔がにやけてしまうほど。
中盤に放たれた、タイトル通りのお祭り感満載な「
Carnival is it」はホントに秀逸。アップテンポに煽られて踊りまくり、
ふとステージに目を向ければ、
笑顔で音を感じながらスティールパンを奏でるメンバーがいるわけ
で、
フロアから湧き出る楽しさがどんどん加速していくのがビンビンと
伝わってくる。
また、そこから一転、穏やかに浸透していくような「島風」
の美しさたるや、
唸ってしまった人も多かったのではないだろうか。
この空気感をガラッと入れ替える展開力。
様々な会場でライヴを行い、
多種多様なオーディエンスを前にしている経験値の表れだろう。
締め括りは、稀代の名曲と言って差し支えない、The Jackson 5のカバー「I Want You Back」。
魅了されっぱなしのフロアからは自然発生的にハンズクラップの嵐
。呼応するように、おそらくテンションがアガりきったのか、
ステージからはなぜか歌声も聴こえてくるほど(笑)。
家に帰ってから、
誰かに伝えたくなってしまうお祭りは大盛況のうちに幕を閉じた。
(ヤコウリュウジ)
【setlist】
1.ゴッタ・ニンゲン
2.We are the One
3.Carnival is it
4.島風
5.I want you back
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